
監督: スティーヴン・スピルバーグ
出演: エリック・バナ/ダニエル・クレイグ/ジェフリー・ラッシュ

イラスト、ラフ過ぎて、すみません。利き手の右手が負傷し、ギブス装着中のため左手で書いていますので、見苦しいですがご了承下さい。
さて、本作ですが、久し振りに
スピルバーグの底力を見せられましたね。
オープニングから実際の映像と今回撮影した映像が交錯しながら描かれていて、LIVE感覚で今起きているかのような錯覚を覚えました。
イスラエル政府が刺客として送り出す5人が揃ったときは、これから起こる復讐劇をどのような形で繰り広げるのかと体が緊張したの覚えています。やはり、実話が基となっている作品だけにワクワクという映画に対する期待というよりも、脚色されているとはいえ、どのような経緯が、結末があったのかという事実に対する興味が湧く作品ですね。
この5人は爆弾処理や車の運転、暗殺を行った後の掃除屋などそれぞれの道のプロが寄せ集められているのですが、これらの設定だけをみると私の好きな作品ロバート・デ・ニーロ、ジャン・レノ主演の「
RONIN
」に似ているのですが、やはり実話であるという事実は娯楽作品と一線を引いた緊張感が違います。
これら5人が繰り広げていく復讐の数々は、見ている者としては切なく、悲しい気持ちが付きまとうのですが、映画としてみれば十分見応えのある、映画を観るという期待は決して裏切らない作品です。
内容については皆さんの目で確認して頂きたいのですが、本作で特筆すべきは
久し振りに
スピルバーグ作品を観た!という感じを味わえることですね。
随所にスピルバーグらしい演出が観られます。
映画を観ていて、監督がみせたい演出が嫌味なく、観ている側に気づかせるという職人技をみれるのがスピルバーグ監督のいい所。うどん屋で手打ちの実演をしているとなんか見てしまう感じですかね。
「ああ、すごいなあ。」と。
本作で特に好きなシーンは、車で偵察している時に車の窓に5人の顔がぞれぞれ順番に映し出されるところは思わず
「渋っ!」と心で叫んでましたね。
あと、子を持つ親であれば涙するシーンもあります。劇中のシーンとまったく同じことを私もやったことがあるので(こどもがいれば、誰しも一度はあるはず)、主人公が涙すると同時に私の頬にも涙が流れていました。
本作の基となった事件の背景は、平和な国「日本」で暮らしているせいか理解できない部分が多かったのですが、
子を思う親の気持ちは
全世界共通なんだなとしみじみと感じさせる本作中一番の瞬間でした。
ストーリーはもちろん、スピルバーグの職人技を観れる作品ですので、まだ観ていない方はぜひ劇場に足を運んでください。
満足度 ★★★★★※満点は5つ星です。
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